8月の終わり。
夏の間しか登れない日本一高いあの山
富士山に挑んできました
いくつかある登山口のなかか
傾斜が強いが最短距離!という「富士宮口」を選択
五合目までは車で。
曲がりくねった山道を進んでいると…
なんだか視線を感じる??
と思ったら、道の端にシカ
所々でひょっこり姿を見せてくれて飛び出して来ないおりこうさん。
自分たちの役割をわきまえているかのような
まるでアトラクションみたいな道中。
段々霧が濃くなり、耳がキィーーン
飛行機に乗った時のような感じ。
そして標高2400mの新五合目に到着
仮眠をとって、明け方5時
登山スタート
すでに夜が明け始めていて、山と雲と空のグラデーションがきれい
五合目でもう雲の上なんですね~。
標高2490m六合目にて、太陽を拝みました
六合目付近は黒い砂の道。
まだ緑も生えてます。
標高2780m新七合目!
雲は遙か下
標高2780m七合目!
道に赤い土が多くなりました。
上からも下からも雲がモックモク。
おなかすいたよー
お菓子を食べて凌ぎ
次に目指すは八合目
ここからは傾斜も強くなり、岩盤があったりと
足だけではなく、手も使って少しよじ登る感じに。
軍手を買い忘れたことを後悔・・・
標高3250m八合目!
下界が遠いよーー。
おなかすいたよー
あ、カロリーメイトがあったはず
いつもなら気になってしまうボソボソっとした食感。
それをまったく気にすることなく
こんなにおいしかったかとありがたくいただきました
しかし、満腹にはなりませんよね
あとは高山病を警戒して持っていた酸素があるだけ。
せっかく買ったので一応酸素も吸ってみましたが
空腹が満たされるわけもなく・・・
頂上でおいしいものが食べたい
その一心で次を目指す
標高3460m九合目!
山の斜面に氷が残っていました。
雲のモクモク度がアップ!
呼吸の苦しさを感じることはなかったのですが、
やはり酸素が薄いんですね。
少し進んでは休みを繰り返しながら少しずつ上へ。
標高3590m九合五勺!
雲に覆われて下が見えません。
頂上まであと少し
そして、 ついに・・・
着いたーーー
浅間大社にお参りをして、おみくじを引くと・・・
「大吉」
よし
ここで、よくないものが出たらへこみますよね。
下山する気がなくなります。
お鉢巡りもしようかと思いましたが
下山のことも考えて、今回は火口のまわりをふらふらっと。
ちょっと油断したら落ちそうですね
火口にどんどん雲が吸い込まれてる
日本中の雲を吸いこんでいるような、不思議な光景。
楽しみしていたごはんは、カップラーメン。
しかも800円
高いとはきいてましたよ。
ラーメンしかないともきいてましたよ。
でもカップラーメン。
しかも1種類だけって
でも背に腹は代えられません。
1杯のカップラーメンが、かなり体と心にしみました
そして、下山
頂上で軍手を買って装備も万全
しかし、登りよりも足が辛かった・・・
下りの方が足の筋肉を使うみたいで膝ががガックガク。
足が棒になるとはこのことです。
しかし、下界に降りておいしいものが食べたい一心で
この一歩で着実に下に近づく
と自分に言い聞かせ足を踏み出し、無事下山!!
やったぁーーーー
登り6時間、下りが4時間。
お天気にも恵まれ、振り返れば思ったより楽しかったです
途中ですれ違ったガイドさんらしき方の言葉が
ふと思い出されました。
登山のポイントや登山に必要な筋力トレーニングについて
教えてくれた後、力強く一言。
「来年また会いましょう」
登山の直後は「二度と登るか!」
でも一年経つとまた登りたくなる。
そんな中毒性が富士山にはあるとはききますが。
それは、どうかな
最近のコメント